2012年3月8日木曜日

UbuntuのPuttyで日本語を入力する方法

UbuntuのソフトウェアセンターからPuttyをインストールして楽ちんだな~と思いながら使っていると、問題が・・・
まず、日本語入力ができない!これは大問題です。次に、WindowsのPuttyだと出来ていたドラッグした部分が自動的にコピーされて、右クリックでペースト。これもできませんでした。
設定か?それともそういうものなのか?と思って色々調べていましたがPuttyだけで解決する方法が見つかりませんでした。

そこで、Puttyをインストールしたら一緒に付いてくるplinkというputtyのコマンドラインツールを試してみると無事日本語入力が出きるようになりました。
plinkとは、ターミナルから直接Puttyを利用するためのコマンドラインツールです。
そのため、Puttyのウインドウではなくて、標準のターミナルでリモートに接続できます。
なので、文字列のコピーは標準のターミナルと同じ手順になります。

では、実際にどうやって使うかというと、基本はplinkに接続先ホスト名やユーザ名等を指定して実行する形になります。

plink [ユーザ名]@[ホスト] -P [ポート番号] -i [SSHの秘密鍵(必要なら)]

・・・日本語が入力出来るようになるのはうれしいけど毎回接続情報入力するのは面倒くさい・・・
しかしさすがPutty専用のコマンドラインツール!
loadオプションに、Puttyに保存されているセッション名を渡してあげると、その情報を使ってリモートに接続する事が出来ます。
しかもセッション名に日本語を使っていても問題ありませんでした。

例えば、「開発マシーン!」というセッション名でリモートサーバ情報を保存している場合、plinkを以下のように実行します。

plink -load 開発マシーン!

これだけで、Puttyで接続した時とまったく同じ情報でリモートに接続できます。

ただし、plinkだとPuttyのように接続先によって背景色を変えるなどが出来ないようです。
この部分だけ不満ですが実用上問題ないのでま、いっか~という状況です。

実際にログインした際には以下のようになります。

k-kuwana@VirtualBox:~$ plink -load "[セッション名]"
Using username "[接続するユーザ名]".
Passphrase for key "[鍵名]": //鍵を使用していたらその鍵名が表示されて、パスフレーズの入力が求められます
Last login: Wed Mar  7 14:56:08 2012 from xxx.xxx.xxx.xxx
[接続ユーザ名@接続ホスト名 ~]$

今後は、Putty Configuration(Puttyを起動したら表示される画面)で、サーバ情報だけ保存して、実際の接続はすべてplinkで行おうと思っています。

plinkのヘルプは以下の通りです。
k-kuwana@VirtualBox:~$ plink
PuTTY Link: command-line connection utility
Release 0.61
Usage: plink [options] [user@]host [command]
       ("host" can also be a PuTTY saved session name)
Options:
  -V        print version information and exit
  -pgpfp    print PGP key fingerprints and exit
  -v        show verbose messages
  -load sessname  Load settings from saved session
  -ssh -telnet -rlogin -raw -serial
            force use of a particular protocol
  -P port   connect to specified port
  -l user   connect with specified username
  -batch    disable all interactive prompts
The following options only apply to SSH connections:
  -pw passw login with specified password
  -D [listen-IP:]listen-port
            Dynamic SOCKS-based port forwarding
  -L [listen-IP:]listen-port:host:port
            Forward local port to remote address
  -R [listen-IP:]listen-port:host:port
            Forward remote port to local address
  -X -x     enable / disable X11 forwarding
  -A -a     enable / disable agent forwarding
  -t -T     enable / disable pty allocation
  -1 -2     force use of particular protocol version
  -4 -6     force use of IPv4 or IPv6
  -C        enable compression
  -i key    private key file for authentication
  -noagent  disable use of Pageant
  -agent    enable use of Pageant
  -m file   read remote command(s) from file
  -s        remote command is an SSH subsystem (SSH-2 only)
  -N        don't start a shell/command (SSH-2 only)
  -nc host:port
            open tunnel in place of session (SSH-2 only)
  -sercfg configuration-string (e.g. 19200,8,n,1,X)
            Specify the serial configuration (serial only)

2012年3月4日日曜日

Ubuntuのターミナルのパス表記が長い場合の対処方法

Ubuntu11.10だと、標準ではターミナルのパス表記(という言い方が正しいかどうか分かりませんが・・・)がカレントディレクトリまでのパスまで表記されてしまい、階層が深くなると非常に見づらくなってしまいます。
こんな感じ。

k-kuwana@dev:~/usr/work/scala/lernen$ pwd
/home/k-kuwana/usr/work/scala/lernen

そこで、$HOME/.bashrcの55行目付近(else節)にある「\w」という所を「\W」に変更してあげると、カレントディレクトリのみ表示されるようになってスッキリします。

$HOME/.bashrc変更前

52 if [ "$color_prompt" = yes ]; then 53 PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\033[01;32m\]\u@\h\[\033[00m\]:\[\033[01;34m\]\w\[\033[00m\]\$ ' 54 else 55 PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\u@\h:\w\$ ' 56 fi

$HOME/.bashrc変更後

52 if [ "$color_prompt" = yes ]; then 53 PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\033[01;32m\]\u@\h\[\033[00m\]:\[\033[01;34m\]\w\[\033[00m\]\$ ' 54 else 55 PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\u@\h:\W\$ ' 56 fi


OSを再起動するか、ターミナルを起動して「source ~/.bashrc」を実行すれば上記の修正が反映されます。

2012年3月3日土曜日

PHP5.4のビルトインサーバ起動メモ

PHP5.4のビルトインサーバを使ってみたのでまとめてみました
なお、Windows7のVirtualBox上で動かしているUbuntu11.10で動作確認しました。
1.まずはPHP5.4をインストール
configureする時にapxsとか気にするな!cliさえあればWEBサーバ使えるから!
開発機ではビルトインサーバ上でサクサク作って本番機はApacheとかね!
ちなみにUbuntu11.10で動作確認しました。


2.インストールが終わったら、とりあえず以下にパスを通しとけ!
パスを通しとけば何かと便利なのでやっぱり通しておきましょう
PHPインストールディレクトリ/bin/

ちなみに、makeだけしとけば、make installしなくても、sapi/cliにパスを通せばOK。
どっちでもお好みで。


3.ビルトインサーバ起動!
これを待ってました!Apacheのインストールとか設定とか・・・もううんざり!
PHP5.4からは簡易WEBサーバが標準搭載されました。
実行するのはこんなに簡単!

・どこでもいいから、phpinfo()を書いたindex.phpを作成
・同じ場所で以下を実効
php -S localhost:8080
・ブラウザでhttp://localhost:8080/index.phpにアクセス!


4.DocumentRootはここだよ!
上述のコマンドだと、カレントディレクトリがDocumentRootになるとのこと。
DocumentRootを指定するには以下のコマンドでOK
php -S localhost:8080 -t [DocumentRootのフルパス]


5.php.iniはここだよ!
これまた開発時にいろいろな環境でphp.iniを切り替えたいというときに便利!
起動時に以下のように使用するphp.iniを指定できます。
php -S localhost:8080 -c [php.iniのフルパス]

php.iniのパスが間違っていたりしても、エラーにはならずに単純に読み込まれずにビルトインサーバが起動する。
ちなみに、php.ini-developmentを使用すると、ビルトインサーバが吐き出すログ(コンソール)に色が付いてテンション上がる。


6.まとめ
ドキュメントルート、php.iniの場所を指定するとこんな感じ
php -S localhost:8080 -t /home/k-kuwana/myDocumentRoot -c /home/k-kuwana/php.ini


7.Apacheのmod_rewriteとかっぽいのはどうするの?
そういうのはPHPスクリプトで制御するらしい。
書き方はまだ分からないけど、とりあえずビルトインサーバ起動時に以下のように指定してあげる?
php -S localhost:8080 builtin-server.php